イメージ画像

産業看護師についての基礎知識

「産業看護師」という呼び方は、まだまだ一般に普及していません。企業の従業員を怪我や病気から守る仕事です。マスコミでも大きく取り上げられているように長引く不況やITがビジネスの世界を変えて人間関係が希薄になりがちで企業人は多くのストレスを抱えるようになりました。

そういったストレス社会に耐えきれなくなり体調を崩してしまったり、うつ病を代表とする心の病に冒されてしまうケースが激増してきています。ここでは、産業看護師についての基礎知識を解説しておきましょう。

産業看護師の主な仕事は社員の健康管理&健康増進とプロの相談役としてのメンタルヘルスケアです。具体的な内容をピックアップしておきましょう。

(1)従業員のワークスタイル・仕事をとりまく環境や安全性をモニタリングすること。
(2)定期健康診断を実施して、そのデータによって従業員の健康状態と仕事量の適性度を見ながらメンタルケアをすること。
(3)必要に応じて産業医が必要であることを人事担当者に提言すること。
(4)従業員の労働時間のデータ・チェックをすること。
(5)会社の労務費や福利厚生費の効率化を図り改善策を提案すること。
(6)定期健康診断のデータや問診票や病欠状況などをベースにした企業全体の健康状態の集計をすること。
(7)集計したデータをワードやエクセルで管理すること。
(8)健康相談室で体調の相談を受けたりアドバイスをすること。

では「看護師が病院で勤務する場合とどう違うのか」3つの特徴を説明します。1番目は<夜勤や土日出勤がない>ことです。一般的な会社は9:00から18:00までの勤務で土日祝日が休みが基本です。企業の営業時間に合わせて仕事をすることになりますから看護師で言うところの日勤勤務になります。

2番目は<デスクワークが多い>ことです。仕事内容は比較的事務系の作業が多く、社員の健康管理をするためのデータ集計を中心としたデスクワークが約4割になります。肉体労働をすることはほとんどありませんし、ゆっくりと落ち着いて仕事をしたい看護師に向いている職種です。

3番目は<医療事故が少ない>ことです。会社内での勤務になりますから重篤な症状の患者様をケアすることはありませんし生命に関わるようなシーンに直面することはまずないでしょう。精神的なストレスが少なく、長期間に渡って仕事ができる環境だと言えます。

以上、産業看護師についての基礎知識を解説しておきました。産業看護師になる特別な条件はなく看護師免許があれば誰でも企業で仕事ができます。

このページの先頭へ